眉、目、鼻、口と、おおよその形を作ってきました。
ここいらで、小顔にしていきます。
小顔にしたら、後から気に入らないパーツをテンプレートから選びなおす事は難しくなります。
すでに各パーツを色々いじってますし、パーツの上下位置も変わるので、下手にテンプレートを入れると大きなひずみが出てくるからです。
「顔」と「あご」で顔の輪郭を作るので、この二つの部分修正は場合によって同時に行っていきます。
輪郭調整や、各パーツの上下移動は、幼児世代での顔面崩壊が最も起きやすいです。
■顔
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頬が下膨れの感じで膨らみます。
もしくは骸骨っぽく痩せます。
膨らませると、目の下に段が出来ます。 |
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顔面を下げる、上げるといった感じ。
小顔にするときはこれを使います。 |
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アゴと言うより、頬骨から下の頬をふっくらさせたりげっそりさせたり。
輪郭を整えるのに使ってます。
少しだけ痩せさせると、精悍な感じになるのかも。 |
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あごの付け根辺りから頬の下にかけての肉付きを決める感じ。
使い所が難しいです。 |
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あんまり使ったことないです。
額と頬骨の横幅が変わります。
幅を広くすると、ゴリラっぽくなったり。 |
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のどの下の肉をどうにかする感じ。
喉もとのラインがすっきりするので、よく縮めてます。 |
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頬の形を整える時にも使います。 |
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サイズを大きくすると、頬骨が横に張ります。
これも頬の形を整える時使ったりしてます。頻度は低いですが。 |
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目の下に段ができる時、下げると改善する場合があります。
もちろん、目の方を上に上げたほうがいい時もありますが。 |
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あんまり意識したことないです。
エルフ耳のアクセサリーを使う場合は、小さくしとくといいのかも。 |
■あご
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顎先の長さを変えます。
短くしすぎると、寸詰まりの顔になります。
また、横顔にも影響が出ます。
丸顔にするときは上げ、細顎にするときは下げてます。 |
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お好みで。
彫りの浅い顔立ちの時は、引っ込めてもいいかも。 |
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えらを張らせるか引っ込ませるか。
あまり引っ込ませると、横から見た時の耳元の顎ラインが不自然になります。 |
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顎を細く作りたい時は、もっぱらこれです。
幅を広くする時は、頬骨の幅と合わせる感じだと、綺麗にいきます。 |
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唇の下辺りの顎幅のみが変わります。
顎の形を整える時よく使います。
「顎の幅」で顎を細くしても、こちらの幅を少し広くとると、形が整う時もあります。 |
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下唇と一緒に動きます。
引っ込ませすぎると、特に幼児世代で下唇の中央に凹みができ、不自然です。 |
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これもあごの形を整える時、よく使ってます。 |
小顔にする前に、顎の長さだけ少し整えます。
彼女の場合、丸顔にするために少しあごを短くしました。
残りの修正は、小顔にした後まとめて行います。
それでは、小顔化です。
まずは、モニターの上に自作の小顔テンプレート(A4コピー紙)を当てます。部屋が薄暗い方が、紙を透かして画面が見やすいです。
自作テンプレの頭頂部のラインを合わせ、「顔」の「顔の長さ」スライダーで、顎下をテンプレの該当ラインに合うまで顔を短くします。
続けて、各パーツをテンプレのラインに合わせていきます。パーツは骨格ごと移動できる修正項目で、上げ下げします。
「眼」の「眼のくぼみ」で眼の位置調整。
「鼻」の「鼻 上げる-下げる」で鼻の位置調整。
「口」の「口 上げる-下げる」で口の位置調整。
こんな感じ。
ここでようやくイメージに近い顔になってきます。
私の作る小顔は、鼻筋がちょっと短いです。
顔を短くする以上、どこかのパーツの縦長さをデフォルトより縮めなきゃいけないんですが、鼻かあごを縮めるのが一番バランスが崩れない気がします。
結局は各人の好みですけれど。
パーツの位置を結構動かしたんで、幼児世代がどうなったか見てみます。
ちょっとだけ、頬に段が出来てます。
この程度なら許容範囲ですが、あとでさらに頬に段が出来やすい加工をするので、直しておきましょう。
頬骨を下げるか、眼のくぼみを上げるかで修正できそうです。
実際に該当スライダを動かしてみて、直るかどうか確認します。
ここでは、眼の方を修正することにしました。
幼児世代のまま、「眼のくぼみ」で頬の段が消えるギリギリのところまで目を上げます。
その後成人世代に戻し、上にずれた眼と眉の位置を「眼 上げる-下げる」と「眉 上げる-下げる」で元の位置に戻してあげます。
できたら、もう一度幼児世代を確認。
変な段が消えました。
本格的に、輪郭を作る作業に入ります。
まずは「顔」。
頬をふっくらさせました。
頬骨を上に上げ、ちょっと出っ張らせることで、頬の形を整えています。
幼児世代にまた頬の段ができましたが、気になるほどではありません。
あらかじめ頬のラインを修正していたのが良かったみたいです。
次に「あご」。
「あご先 上げる-下げる」は、最初にちょっと短くした時の設定が残っているだけです。
いじったのは他の項目。
あごの幅を狭め、逆にあご先の形や幅は少し広く取ってます。緩やかな丸顔になります。
横顔の綺麗なラインを意識して、えらは少し出しました。頬の丸みに隠れて、正面の見た目は大して変わりません。
好みによって、あご先は少しなら伸ばしたり縮めたりしてもいいかもしれません。
幼児世代にして、問題ないことを確認。
後は、パーツの微修正で仕上げます。
最後に再び自作のテンプレートを当てて、各パーツの位置がずれてないか確認。
出来たら、全世代各性別の顔を確認します。
子供と幼児の顔は、男女とも同じです。
幼児世代の口の両端がちょっと引きつってますが、これは口の幅を狭めたせいみたいです。
顔の崩れは見られないので、これで完成とします。
メイクや髪型で、雰囲気は大きく変わります。
この時点で気になるところが出てきたら、少しだけ部分修正を行います。
最初のイメージと、だいぶ印象が変わってしまいましたね。
シムを保存して、ゲームのシム作成画面で最終確認です。
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一番心配な幼児世代を真っ先に確認しました。
頬の段が一番目立つ角度がこれ。
頬をふっくらさせると必ず出てくるものなので、もうこれは仕方ないかも。
口の両端の引きつりも諦めました。
表情が変わるので、BodyShopでは見えない粗が出てくるんですよね。
かといってこれを修正しようとあちこちいじると、大抵別の所にしわ寄せがいって、収拾つかなくなります。 |
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表情が変わると、上唇の高さに変な横線が……。
口をだいぶ下げると改善したのですが、これも修正は諦めました。
仕方ないよ、小顔だもの! |
BodyShopであれほどこだわって作っておいて、最後は諦めと妥協で終わるのは、なんとも悲しいことです。
でもまあ、かわいいんじゃない?
次に、同じ小顔に作った別シム男性と掛け合わせて、遺伝を確かめます。
彼女の場合、どうも眉と目の間を開けすぎてしまったらしい事が判明。
お相手は、眉と目の間が狭く、彫りが深くて頬肉を少しそいだ精悍な男性です。
母親の眉位置が高いので、それに釣られてか眼の位置が少し上がってしまう場合があったんです。
顔のタイプが正反対なので、仕方ないのかもしれません。
ためしに彼女の眉を下げてみると、子供の顔は先程より安定しました。
作成の際、小技で眉のテンプレートを変な位置にねじ込みましたが、これは子供の遺伝に悪影響は出さないみたいです。こちらも、試してみた結果です。
あくまでも、眉と目の間の問題だったみたいですね。
子孫を残すシムの顔作りについての細かい話は、今後また別記事でまとめようと思います。
今色々と調べてる最中です。
■最後に
部分修正をあれこれやっているうちに、ゆがみがたまり、フェイスラインが崩れる事があります。
小顔に作った東洋系の女性。
いつのまにかフェイスラインがでこぼこになってました。
こまめに色んな角度を確認しながら作らないと、こんなになります。
BodyShopではそれ程目立たないんですが、ゲーム中で表情が変わると、このでこぼこがすごく目立ちます。
あごや口の部分修正でどうにかならないかと色々やってみても、全然ダメです。
こうなると、テンプレートから選び直し。
まず、上に上げている顔面を、「顔の長さ」のスライダーでデフォルトの位置に下ろします。
次に、変えたい部分は口かあごなので、口のみのテンプレートから、一つ選んでみます。
顔が正位置に下りてない場合、テンプレートで選んだ口の上下位置がずれるので、「取り消し」を押して顔の長さを調整しなおします。
顔を正位置に下ろしたところ。
テンプレートからいくつか試しに選んでみたところ、あごを変えることでフェイスラインが改善する事が分かりました。
下段の左から二番目のあごが、元の形に近くてでこぼこも消してくれるみたいです。
しかし、このまま100%入れ替えてしまうと、あとであごの形を元通りに修正するのが大変。
なので、サムネイルの下にあるスライダーを少し動かしてみました。
50%までブレンドしてみました。
でこぼこが綺麗になってます。
この状態で、顔の高さを元通りに上げ、あごの形を整えます。
だいぶ綺麗になりました。
テンプレートを入れ替えるのではなくブレンドさせると、必要最小限の変更ですむだけでなく、周りのフェイスラインへの影響を抑える事が出来ます。
余談ですが、こちらの女性を男性に変換すると……、
とてもありがたい雰囲気のお顔になったりします。
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