「さあ初髪型できたっ!」とゲーム内で確認したら、CAS画面での髪型の透過部分が荒いのに気がつきました。
TSRWで再確認しても、テクスチャはきれい。
PackageファイルをSim3PEで見ても、テクスチャ自体に問題はありません。
ネットで解決法を探ること数日、MTSにチュートリアルがありました。
Anubisさんのチュートリアルによると、 "Ghost" Group が問題のひとつであるそうです。
空っぽのグループがあると、ゲーム内での透過に問題が出るらしい。
チュートリアルではMilkShapeのみで話が進んでいるのですが、私の場合、メッシュはBlenderで作り、グループを統合してobj 形式でMilkShapeに取り込んでいます。
で、取り込んだ直後の状態が上のSS。
メッシュの境界とか重なっているところとか、あちこち変な透け具合になっています。
ゲームのCAS画面でも、同じ位置がおかしいので、どうもグループは統合せずにMilkShapeに取り込んだほうがよさそう?
結局、グループは統合せず、髪の裏張り部分も別グループとしてインポートしました。
下準備として、プレビュー画面の設定は、"Draw backFaces"、Transparency>Depth Buffered with Alpha Reference を選択しておきます。
また、すべてのグループにテクスチャを設定しておきます。
MilkShapeに複数グループでインポート。
その後Groupタブ内で、各グループを髪の毛の重なり順に並べ替えました。
上から下へ順に、髪の毛の内側部分から外側部分へ。
並び替えたら、Vertex > Sims2 UniMesh Normal Data Merge V4.09
メッシュが一度真っ黒になりますが、Vertex > Align Normals で元に戻ります。
髪の裏張りグループは次の作業で最適化するので、いったん非表示。
すると、ここまできれいになりました。
特に横髪のメッシュの境界が透けなくなりましたね。
さて、次です。
透過の問題の原因その2「髪の毛の裏張り」
ここはチュートリアルどおりに進めます(そもそもMilkShapeの使い方自体まだよく分かってない人の、慎重な操作です)。
髪の毛の裏張りグループは一度、Groupタブ内でグループの最下行に降ろしておきます。
裏張りグループとかいいつつ、Blenderからは法線を髪の表メッシュと同じ方向にエクスポートしてきてますので、まずはReverse Vertex Order で裏返します。
その後0.999でScale。おもて面よりちょっと小さめにする。
そしてAlign Normals。
裏張りグループをGroupタブ内で、順番を一番上までUPします。
このグループについても、Vertex > Sims2 UniMesh Normal Data Merge V4.09 と Align Normals します。
その後、右下のプレビューをクリック。
おっ?! ってくらいにきれいになりました。
この後Joint設定して、wso形式でエクスポート。
TSRWにインポートしてあれこれしたら、エクスポートしてゲーム内で確認。
透過の問題が、きれいさっぱり直っていました。
MilkShapeのプレビュー、きちんと気をつけて見ないとだめですね。
少しずつ、スキン関係のメッシュ作りが楽しくなってきた今日この頃です。
できたらもうひとつくらい髪形作ってみたいなぁ。