冷蔵庫のシーズンズ対応

ユーザーメイドの冷蔵庫を、シーズンズに対応させるための方法です。
これによって、ユーザーメイドの冷蔵庫からも、食べ残しを取り出したりできるようになります。

今回の操作は、こちらのチュートリアルを参考にして行わせていただきました。

http://www.thesimsresource.com/downloads/articles/sims2/tutorials/objects/493491/

このチュートリアルで説明されている手順は、たくさんのカスタム冷蔵庫をシーズンズ対応にする場合に便利な手順です。
しかし私の場合は、シーズンズ対応にしたいカスタム冷蔵庫はひとつだけだったので、チュートリアルの手順とはちょっと違う順番でやりました。

カスタム冷蔵庫をシーズンズ対応にするためには、カスタム冷蔵庫のMeshファイルを書き換える必要があります。

まず、カスタム冷蔵庫のMeshファイルのバックアップを、とっておいて下さい。

カスタムの冷蔵庫は、Sims2本体の「チャオタイム製ボビニア冷蔵庫モデルBRRR」（早い話が値段が高いほうの冷蔵庫）もしくは、「ブランド名"エコクール"冷蔵庫」（安いほうの冷蔵庫）のいずれかをベースに作られています。
↑これはシーズンズまでの話です。現在では、以降の拡張パックや追加パックで追加された他の冷蔵庫がベースになっている場合も、あるかもしれません（2008/05/23追記）。

これから行う作業では、まずカスタム冷蔵庫が、高いほうの冷蔵庫をベースに作られているのか、それとも安いほうの冷蔵庫をベースに作られているのかをつきとめます。
それが分かったら、ベースとなっている冷蔵庫のPie Menu Function (TTAB)、Pie Menu Strings (TTAs)、Text Lists (STR#)の三箇所のファイルを、カスタム冷蔵庫のPie Menu Function (TTAB)、Pie Menu Strings (TTAs)、Text Lists (STR#)に「上書き」（Replace）すれば、OKです。

では、実際に始めてみます。

まずは、カスタム冷蔵庫がMaxisのどちらの冷蔵庫をベースに作成されているのか調べます。
カスタム冷蔵庫のMeshファイルをSimPEで開けます。


すると、この様な画面になります。
Resource treeが画面左側。Resource Listが画面右側。Plugin viewが画面下側に表示されます。
ここで調べるのは、Resource treeの"Resource Node (CRES)"、"Neme Reference (NREF)"、"Object Data (OBJD)"です。
Resource treeからひとつを選び、Resource listに現れたファイルをクリック。すると、Plugin Viewにファイルの中身が出てくるので、そこに書かれている文字を見ます。
高いほうの冷蔵庫をベースにしているなら、"stainless"という文字がどこかに書いてあるはずです。
また、安いほうの冷蔵庫をベースにしているなら、"cheap"という文字がどこかに含まれているはずです。


Resource treeからObject Data (OBJD)を選んでみました。
ご覧のように、"stainless"という文字を見つけることができました。
このカスタム冷蔵庫は、高いほうの冷蔵庫をベースにしているみたいですね。

では、いったんファイルを閉じます。
これから、カスタム冷蔵庫をシーズンズに対応させる作業を行います。
メニューから、Tools > Object Creation > Object Workshipとします。


すると、画面右側に、こんな風に表示されます。
ここから、「Start」をクリックします。
次の画面が表示されるまで、そこそこ時間がかかります。辛抱強く待ちます。


次の画面が表示されたら、Appliance > Refrigeratorとして、高いほうの冷蔵庫をクリックしてください。
下のほうに、冷蔵庫が表示されます。
そうしたら、画面上部にある「Next」をクリックしてください。


次の画面で、プルダウンメニューから「Clone」を選び、下のチェックボックスのチェックをすべて消して、また「Next」をクリック。
チェックボックスのチェックをすべてはずしたとき、「Next」が押せなくなったら、いったん「Previous」で戻って、もう一度「Next」してみて下さい。


すると、こんな風にずらずらっと出てきます。
Resource treeから"Pie Menu　Function (TTAB)"をクリック。右のResource listにでてきた"Tree Table"というファイルを右クリックして、「Extract」します。
保存する場所は、自分の分かりやすいところならどこでもいいです。
私はデスクトップに保存することにしました。


保存する際は、ファイル名をどこからExtractしたか分かるように変更してください。
私は、"functions"としました。


同様の手順で、"Pie Menu Strings (TTAs)"の"[Pie Menu Strings]"も、「Extract」します。
保存ファイル名は"strings"としました。


同じく、"Text Lists (STR#)"からは、"Attributes"を「Extract」します。
保存ファイル名は"attributes"としました。

以上が済んだら、ファイルを閉じます。
"Do you want to save changes ?"と聞かれてくるので、「No」とします。


次に、カスタム冷蔵庫のファイルを開けます。
先ほど各ファイルを「Extract」したときと同じ要領で、今度は「Replace」していきます。


「Replace」の際、".simpe"と".simpe.xml"の二種類のファイルがありますが、".simpe"を選んで「Replace」して下さい。
これを、Menu Function (TTAB)、Pie Menu Strings (TTAs)、Text Lists (STR#)それぞれで行います。
「Replace」の度に、"the resource tree has changed."となってリロードするかと聞かれるので、「Yes」とします。
すべてが終わったら、変更を保存してSimPEを閉じてください。

実際にゲームを起動して、うまくいっているか確かめます。
「食べ残しを取り出す」というメニューが追加されているか、実際に取り出せることができるか、それぞれ確認してください。